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Moving momo-chan [path-art]

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現在、北海道立釧路芸術館で開催中の「ももちゃん芸術祭 2017 」そこでアニメーションを制作なさっている斉藤幹男氏にお話しを伺いました。
彼は、ドイツでアニメなどの映像作品を勉強し、現在、立体や写真など、不思議な世界を様々な場所や形態で発表なさっています。
以前お話しを伺った時よりも、映像の中に取り入れる素材は増えているとか。
通常、ご自身の手で描かれたものに、さらに立体や写真などを取り込み、パソコンの中で、アニメの中にひとつの世界を作り上げるといった手順で作成されます。
彼の中で、やはり一番興味のあるものはアニメーション。でもそれだけにこだわるというわけでもありません。
頭の中を自由にして、考え方も固まることなく、常に柔軟な発想で・・・ということを心がけていらっしゃいます。
今回のアニメ3箇所のうち2箇所が新作です。
一番最初入ってすぐ、入口のところのアニメーションには釧路のテイストがよりたくさん詰まっています。
「釧路に流氷がやってきた」「居酒屋さんで美味しいものをいただいた」などなど
彼が釧路で感じたことや見聞きしたことがところどころに散りばめられています。
何も考えずにぼ〜っと眺めていただいても・・・
あるいは、ストーリーをご自身で考えていただいても・・・
そこは自由に感じていただきたいとおっしゃっていました。
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(ももちゃん芸術祭2017PARTⅠは2018.1/21まで北海道立釧路芸術館で開催中)
尚、ももちゃん芸術祭2017PARTⅡは2018.2/2〜3/14まで北海道立釧路芸術館で開催。

katachi [path-art]

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あれ?これって子供向けの展覧会?と思いきや・・・おとなもたっぷり楽しめる内容となっています。
有名な作品がたくさん並んていて、それを芸術館のキャラクターのももちゃんとポポちゃんが会話をしながら説明をしています。
絵画鑑賞の入門編としてのぞいてみてはいかがでしょう。
わかりやすく作品が理解できることと思います。
作品としては難解なものもあるのですが、すんなりと鑑賞できる流れになっています。
受付でワークシートをもらい、クイズに挑戦もできます。何の形に見えるか?タイトルをあててみたり、どうやって作品ができたのか?などなど・・・
じっくり鑑賞するにはとても楽しい企画です。
また、展示室の最後には迷路があり、そこにもクイズが10問用意されています。
コーナーとしては13。<ももちゃんからのご挨拶><出発の基地><雲が遊ぶ空><あやしい森><◯△□の世界><変な生き物のすみか>
<うごめく大地><ヒミツの発掘場><裏返しの国><つながるかたち観測所><かたちクイズの迷路><解答コーナー><しましま高原>
コーナーのタイトルを見てもとてもワクワクしてきますよね・・・
それぞれのカタチを楽しみながらじっくり芸術鑑賞!そんな冬の時間の過ごし方も素敵です。
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(ももちゃん芸術祭2017PARTⅠは2018.1/21まで北海道立釧路芸術館で開催中)
尚、ももちゃん芸術祭2017PARTⅡは2018.2/2〜3/14まで北海道立釧路芸術館で開催。

grow warmer [path-art]

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みためも さわっても こころもあたたかくなる企画展。
中標津の東1条ギャラリーに今まで出品したことのある作家さんが大集合。
今回は18人の作家の作品がところ狭しと並べられています。
例えば、ひつじもの、ポストカード、木のもの、器、素描、革こもの、イラスト、アクセサリー、ガラスものなどなど。
以前path-artでもインタビューさせていただいた方の作品も。
その中で千歳市在住の島津明美氏の作品が気になりました。彼女の作品は大きなものが多いのですが、今回はA4サイズのものもあるそう。
ダンボールを使ってユニークな表現をなさるミクスドメディア、実物を是非ご覧いただきたい作家の一人です。
そして、革小物を作られる佐藤陽子氏。実は写真家の佐藤弘康氏の奥様です。シックな色合いの革とファスナーを開けると別世界が広がる独特な世界・・・
そしてそして、去年の「path-artの仲間たち展」に出品してくださった冨田美穂氏の素描と新作のポストカードもあるそうです。
厳しい冬を前に、いろいろな意味での「あたたかい」感じていただける内容となっています。
また、ワークショップも企画されていますので、興味のある方は是非チャレンジなさってはいかがでしょう。
11月30日(木)佐藤陽子:革でコードホルダー作り 随時
12月1日(金)浅沼久美子:ガラスのツリー&リース作り 随時
(あたたかい展は12/3まで中標津 東1条ギャラリーで開催中)


It becomes by oneself [path-art]

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帯広在住の相原正美氏、まずはモチーフ、自然というものの意味から。
自然という意味を「自」「然」という字を2つに分けて、自然は自らなると解釈をしている。
自分と関わる全てのものに関して自らの力で生きて、自らの力で物事に関わるということを軸にしている。
だから、それは自らのことで自分のことであり、世界の自然のことであるというのが、ベースになっている。
●最初に手がけたシリーズは?
学校で習うのはアカデミックな勉強方法。それをやっていた時にある日突然そこから外れて遠くから見る自分がいた。
自分が何をやりたいのか?自分がどういう表現をしたいのかと思った時に鳥が好きだと気付いた。
見てその通りを作るのではなく、自分の考えを取り入れて抽象形態で作り始めた。それは結構長いことやっている。
その後、植物や人間、自然に関するものを作る。そのうち何個かを組み合わせて作る作品を作り始める。
●最近、どういうことにこだわりを持って制作している?
ゼロから自分で形を作りたい。コンセプチュアルアートをできる人ではないと自分で思っているので、まさにゼロから組み立てたい。
●曲線について
人間はどこをとっても直線はない。点と点を結ぶと線になる。一番短距離は直線だけど、ちょっと寄り道するととても魅力的な線になったり。
そこに自分の美しさだったり、うわ〜っと思うところがあるんだなと思う。
初めてイタリアにいった時に、すべてが街の中が曲線だと思っていた。でもそこにドンって行ったら怖くなった。
自分とは全然違う感性がすべてで出来上がっていて、その時に自分が日本人だと自覚した。私の曲線はイタリアの曲線ではない。
それがきっかけで、だったら自分の美しいと思う線は?と考えた。そこで、描く線、ドローイングの線の曲線を作っている。
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●自分の思う線とは・・・
できれば指先とか腕ではなく、身体で大きなラインの中の短い線みたいなものを考えている。
内側の線、外側の線で速さが違ったり、それがどこに辿りつくのか?
でもそのたどり着いた線はまたこちらと関係しているとか。ここで切れているけれどこっちと繋がっているとか。
身体でわかるラインを描くことによってたぶん見る人も捉え方としてはそういう風に捉えてもらえたら良い。
●自分の中から線は生まれる?
だと思う。年中小さい紙に電話をしている時にラジオを聴きながら描いている。
その線から引き出したり、デッサンの中から面白い線を見つけたりしながら自分の中に引き出しを作っている感じ。
●作品を宙に浮かせたりするのは?
元を正せば、大学時代に勉強したことの逆転の発想から。
立体をいきなり下げてみるということではなく、上から下げることによりすごく自由になる部分がたくさんある。
かといって重力には逆らえないので、落ちてくる速度とか角度とかが関係しているのだろうと思いながら作っている。
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18.jpg●好きな素材は?
紙が好きなんだと思う。細々とやり続けているのはパルプの仕事。もちろん木も好きだし、石も好き。
でも最近、やっぱり紙が好きだと思うようになった。
当初は紙なんて彫刻にならないというところからスタートした。
その作業は煩雑で面倒くさいけれどやめていないという事はきっと好きなんだと思う。素敵で魅力的な素材。
自分が作りたいと思った立体的な形を、紙の柔らかい感じなのに、そのまま再現できるというところが面白いと思う。
なおかつバックアップしたりすると頑丈になる。この紙も元を正すと木なんだと。

「アートって生きるための呪文、やっぱりアートは魔法だと思う。
ミラクルなことがいっぱい起こるのは、私がアートに関わっているからだと思う。
なぜ呪文かというと、自分に言い聞かせている部分もあるから。自分に自分で呪文をかけているところもあるから。
でも魔法にかけられているのはしあわせかもしれない。」
(<Path-Art>の仲間たち展は12/24まで釧路市立美術館で開催中)

flat [path-art]

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色々なシリーズを同時進行で制作している阿寒在住、勝水喜一氏。まずはそのシリーズについてお話しを伺いました。
●HUG(はぐ):実用的にはテーブル、意識としては水平面。使用可能な水平面を2枚の板で作る。
その時の継ぎ合わせ面に対して、自然のカーブや朽ちた様子や色々なものを生かして抱擁している様に組み合わせている。板を継ぎはぐとかけた意味もある。
初期から今まで制作している。それが単なる平面におさまらず、3次元で組み合わさっている様なものも出てきた。
それは陸(ろく)というシリーズがHUGの中に持ち込まれたもの。
●陸(ろく):根本テーマの一つ。広い範囲で漢字の意味を調べると平和というところにもいきつく。
それは腹が平らで、怒っていない状態を意味する。
小さな平(たいら)の集まりが一つの大きな平和になり、それぞれの心持ちがいかに文化や色々なものをもたらすのかと考える。
例えば棚田。自然との折り合いがついている。段々畑で水害や色々な問題を過去解決してきた。人間の営みと自然の在り方の折り合いのつけ方だという風に考えている。
作品の形としては様々。一つのかたまりの板から平らなところを作ったり、凸凹を残したり。「自分がワシになって古代の大地を俯瞰で見てるみたいなイメージ。川が流れていたり、湖があったり、急に古代人が現れて僕の目には蟻のごとく小さな人間だけど、そこに遺跡があり、その先には砂嵐で風化した風景があったり。」
●木更(きさら):自然の歪んだ木を平らに削って水平を出すということ、陸を作っていく。その精神性。陸に対してその逆、木の歪みも実は綺麗、美しいと見せたい。
実用的にはそこに漆を使った。お皿には、自然の木が生きてきた歴史、その木の履歴が歪みとして現れてくる。
自然ではぐちゃぐちゃになってしまう状態をあえて生のうちに作っておき、人工乾燥機に入れる。
実は、自然でもできない様なレベルのことをじっくりもできる。そして完璧に乾かすことができる。
普通では、割れてしまうような状態を作っておき、人工乾燥機でじわじわ乾燥させ、止める。そして漆を塗ってお皿を作る。
●矩(く):自然素材に人間が働きかける、地球上に働きかける中で、水平に対して四角というのもあるかなと思った。
ただ四角にするために機械で整えるのではなく、ある種の職人的な技術を持ってそれに立ち向かうと、フリーハンドの矩が現れてくる。
それが人間の自然への働きかけのニュアンスを持ってくるなと感じた。
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●木に対して思うことは?
あくまでも素材として捉えながら、でもこの素材ってどういうものなのか?と考えた時に、
人間だけのものではないとわかってくる。人間だけのものではなかったのに人間が使っているな?とか。
それは一体どういうことなのかな?とか。そういう考え方を何においてもしている。
農業においても、例えば、豆を縛る。自分の手の届く高さに縛ったリボンがものすごい面積で広がっていく。
それも一つの平ら。その時の竹の節の具合で多少のズレが生じる。
それを許しながらものすごい面積になると、平らに見えてくる。それがそれぞれの平らの集積につながる。
機械を使って平らにするのは違う。懐の深さというか、柔らかさがあり、そこに惹かれるようになってきた。
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●農業をやることによっての制作の上での変化は?
まず、やってよかった。今までのことを確かめている感じ。人が食べていくというテーマで確かめている。
作るというよりは、制作する前の平らとか、矩だとか考えているのと同じ次元で生きていく上で食べること、何を食べるの?それでどうするの?
ということを確かめている感じがする。
実際制作時間は失っていく。でも非常に確かめていくことができているし、地平が広がっている感がある。
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「アートとは・・生き方をそのまま表現するということ。デザインは社会性とか色々なことが重要になってくるけれど、自分をどう表現するかとか、見てもらいたいとものを考える上では、私事。私による私のための私事。でもそれが色々な方に見てもらい、共感を呼ぶことで、社会性になっていく。
わたくしごとの小さな独りよがりが、そうではない説得力を持って歩き始める。そういう中で出来てきたものが自分の作品であり、その姿がアートということなのかな?」
(<Path-Art>の仲間たち展は11/18〜12/24まで釧路市立美術館で開催)

to move [path-art]

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以前ご紹介させていただいた北海道教育大学 釧路校3年の寺島蘭氏がこの度個展を初開催することになりました。
とても細かいペン画がどう変わったのか?そのあたりをお聞きに大学へ。
今まで描かれたいた作品はA4サイズの小さなもの。そこにびっしりと描かれる線。
その世界観がとても不思議で綺麗な感覚を覚えました。
今回はそれよりもサイズが少し大きくなり、描くモチーフの変化も少しあったみたいです。
彼女の根底にあるものは、建物と動物。そしてその建物や街並みはどんどん変化するもの動のイメージ。
動物はそこでじっと見ている静のイメージ。
描く視点は動物。その基本は変わらないそう。
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でも、今回はその静の動物が一歩を踏み出そうとしている構図です。まさに彼女が今その場から一歩踏み出している感じなのかもしれません。
教育実習を終え、制作活動や今後の教師像について様々なものを体験し、感じるところもたくさんあったとおっしゃっていました。
人にしても作品にしても、ぶれない。確固たるもの、芯がある人間になりたい。そしてその様な作品をつくりたい!
その思いがさらに強くなった感じがしました。
動物たちがまさに今動き出そうとしてる瞬間、そしてずっと昔からそこにある建物や街並み。その中を埋め尽くす数々のモチーフや模様。
彼女が何を考え何を伝えたいのか・・・
ユニークな彼女の世界、コーヒーを飲みながらじっくり探ってみてはいかがでしょう。
(寺島蘭展は11/30まで釧路市柳町 喫茶店 珈路詩で開催中)

pen collage plastic・・・ [path-art]

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一人の人がこんな色々な作品を作るなんて・・・と思って個展を拝見したのが今年の夏のこと。
どんなことを考えて作品を作られているのか、とても気になりました。
ということで、アサノユウスケ氏にスタジオにお越しいただいてのトークスタートです。
実は佐藤紙店に勤務なさっていて、お客様の作品を見る機会があったり、額装をしたりというお仕事。
でもご自身が制作活動を始めたのは30歳を超えてからなのだとか。
版画をなさっている中川敏彦氏に版画制作をすすめられたことがきっかけで、ご自身でも作品づくりを始めました。
ただ、版画を作るといってもスケッチをしっかりしなければなりません。そこから美術館に出かけたり、絵の勉強を始めました。
友人の方が「これって好きじゃない?」とプレゼントしてくれたのが、大竹伸朗の作品展のチケット。
そして彼の作品を見るためにでかけた先でその世界の虜になっていきました。
最初に見た作品でビビッときたと浅野氏。「彼になりたい。彼のような作品を作りたい。」
大竹伸朗のすべてがお好きなのだそう。ですからペン画も、立体も、コラージュもそこから始まったのです。
アボリジニの作品を見てはそこからインスパイアーされ、ご自身なりの釧路のイメージを点描で描かれ、
捨てられてしまいそうな部品をとっておいては、そこから感じた立体を作られたり。
何かを見て自分の中に感じた印象を一旦咀嚼して自分の手を使って形として作り出す。
今後はもっと大きな作品にチャレンジなさりたいそうです。
来年にはお兄様と二人展も予定されているとか・・・
「アートって自分を表現する方法というか、逆に自分自身というか・・」
趣味とおっしゃる作品づくり、まだまだ色々な作品が飛び出してきそうで、今後も楽しみな作家さんのひとりです。
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futari [path-art]

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中江紀洋氏と孝子氏のふたりの作品展がはじめて開催されています。
ご夫婦での作品展、どんな感じで準備をなさっているのか、今回は奥様の孝子氏のアトリエにお邪魔してお話しを伺いました。
20代の頃から絵画サークルに参加してことで、この道に興味を持ち始めました。
始めは水彩画を描かれたそうですが、周りに油彩を描かれる人が多かったりということもあり、油絵を描くようになります。
静物画などの具象が多かったそうですが、作品展を見にいったり、美術本やテレビなどで様々な作品を目にするたびに、ご自身の作品を見直すように・・・。
そして、現在の抽象というか、半具象の作品に変わっていったのです。
主なモチーフは、身近な自然。植物や鳥など。
嫌いな色はないとおっしゃっていましたが、孝子氏の作品には色々な色が使われています。
色はその混ぜ具合、配置、割合などで様々な表情をみせてくれます。
今回初のご主人の紀洋氏とのふたり展ですが、別にそれを意識することなく、個人として感じるまま見てほしいとおっしゃっていました。
普段から紀洋氏からアドバイスなどはあえてもらわないそうです。
孝子氏にとっての紀洋氏はやはり刺激をもらえる存在。制作過程を見ていてもとても勉強になるとおっしゃっていました。
お二人とも平面の作品を出品なさいます。
師と弟子、夫婦、その枠を超えて、広がる平面の世界。
その空間から何かの刺激を受け、感じ、独自の世界を歩みたくなるのではないでしょうか・・・。
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(中江紀洋・孝子 ふたり展は10/29まで釧路 南大通ギャラリーで開催中)

all of creation [path-art]

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美幌町に生まれ、20代からは阿寒湖畔で製作を続ける藤戸竹喜氏。
様々なところで彼の作品をご覧になった方も多いことと思います。
木彫り熊の名手として知られた父・竹夫のもと、12歳から熊を彫り始めたそうです。
1964年、独立して阿寒湖畔に民芸店「熊の家」を構えます。ご自身でも「クマ彫り職人」とおっしゃっていらっしゃるくらい、
クマ、野生動物を題材に様々な作品を製作なさっています。
今回は1950〜2017年までの藤戸氏の人生そのものを感じることのできる約110点を展示中です。
お話し下さった札幌 芸術の森美術館の佐藤学芸員のお話しですと、彼の作品の特徴は大きくわけて2つあるそうです。
ひとつは、1本の木からすべてを作り出す。台座を含めて作品を作られていること。
一貫した彼の制作テーマには動物達の愛情表現があります。生命あるものへの深い愛情に根ざした生き生きとした写実表現は見逃せません。
表現するものは野生動物の親子であっても、それが人間であっても、彼にとっては同じことなのかもしれません。
子供を見守る母親、その眼差しは人間と同じもの。もしかすると人間以上に彼らは子供に対して深い愛情を持っているのかもしれません。
生きとし生けるものすべてにおいての愛情が彼の作品からは伝わってきます。
そしてもうひとつは、等身大の人物像の制作。主に1990年代から多くの人物像を制作なさっているそうですが、実はこれにはあるきっかけがあったそうです。
それは、1969年に前田一歩園の前田光子氏から依頼された観音像。
今までおそらく経験がなかったであろう観音像制作のため、彼は京都や奈良などに出向き、色々な調査や研究を始めました。
当時は観音像ができた後に山にこもる生活もなさったとか。
展覧会の会期中には作品の入れ替えもあるそうです。藤戸竹喜が織りなす森羅の生命が躍動する世界。
たっぷりとご覧いただけることと思います。
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※尚、写真は札幌 芸術の森美術館 佐藤弥生氏からお借りしました。
(現れよ。森羅の生命― 木彫家 藤戸竹喜の世界展は12/17まで札幌 芸術の森美術館で開催中)
(前期:10/14〜11/12 後期:11/14〜12/17 ※作品の入れ替えあり)


urushi [path-art]

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以前、お父様の矢沢光広氏にお電話でお話しを伺ったのですが、今回は息子さんとの二人展ということで、
息子さんの矢澤寛彰氏が弟子屈にいらっしゃったので、お話しを伺いました。
小さい頃から当たり前に漆器が身の回りにあり、自然とこの道に進まれました。
大学では映像関係のことをなさっていたそうですが、ものづくりということでは共通点があり、何かを作ることに興味があり、木を、漆を扱うことに。
当初はお父様の仕事を手伝う感じで始めたそうですが、だんだんその魅力にはまっていきます。
常に考えていらっしゃるのは、現代の建物、インテリアにしっくりくること。
扱いにくいと言われることが多いそうですが、まずは使っていただきたいと。
今は洗剤で洗うこともできますし、ちょっとだけ最初に知っていただけると他の食器となんら変わりなく使うことができると。
お父様の作品との違いや似ているところをお聞きしたのですが、特に意識はしていないそうです。
ひとつひとつの作品に同じ熱量で取り組まれていますし、瞬間瞬間というよりは、長い間に積み重ねられたものを感じてほしいとのこと。
使われている木は様々。またその色合いも風合いも違います。
ぜひ、実際に手にとって感じていただきたい作品ばかりです。
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(矢沢光広 矢澤寛彰 漆器展は10/15まで弟子屈 山椒で開催中)