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gentle [path-art]

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古いのに新しい。
優しい色合いにホッと心が和みます。
これから釧路市立美術館で開催される「神原安代展」展示前にお話しを瀬戸学芸員に伺いました。
大正2年に釧路に生まれた神原氏。戦前から青空画会(現在の釧美展)や道展に出品なさるなど、釧路美術界黎明期に活躍した油彩画家です。
主に風景画が多いのですが、トーンがとても優しくゆるやかな感じがします。
色も線も伸びやかです。時代とともに作風は変化しているそうですが、だんだん単純化されてまるで抽象画のように見える作品もあるそうです。
釧路にもそのような作家さんがいらしたのですね。
まだ本格的に美術を研究するといった風土がない中で、模索を繰り返した模様も作品から伝わってきます。
今回、初の企画展です。ご遺族から作品を20点ほどお借りしての展示とのことです。
釧路市民文化会館の小ホールの緞帳も実は彼が描かれた作品をもとに作られています。
緑を基調とした空と、とても動きのある波、海の風景が印象的です。
黄色い色が基調となった作品、山の部分がザラザラした表面になっています。
全体的には薄い塗り方で描かれたものが多いのですが、中には補色を隣り合わせに使ったり、
質感を表現するための様々な工夫も見てとることができます。
作品展ではデッサンも展示される予定です。
昭和の釧路を駆け抜けた彼の作品、そして当時の釧路に想いを馳せてみてはいかがでしょう。
(神原安代展は7/15〜8/27まで釧路市立美術館で開催)