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light and shadow [path-art]

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北海道に移住してから酪農家の生活や仕事をしているところのドキュメンタリー作品に取り組んでいらっしゃいます。
近年はモノクロ作品、酪農に限らず北海道の原生林とか、開拓時代の痕跡をテーマに撮影。
モノクロの色彩のシンプルさと質感が好きとおっしゃいます。
そもそも作品撮りも兼ねて道内各地をまわり、目にした心に刺さる光景をカメラに収めていました。
旅の途中で出会った写真家の方や陶芸家の方の家で居候をさせてもらい、その周辺を撮影したりしていたのです。
当時はある程度作品がまとまったら東京に戻って発表するつもりだったと当時を振り返ります。
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別海に住居を構えたのは、たまたま飛び込んだ酪農家や地元の方にすごく親切にしてもらったから。
そこで実際に働いてみないと見えてこない視点もあるのかなと思い始め、酪農の仕事をすることにしました。
別海に移住して、ここで生活しなければ撮影できない視点等新しい発見もあるのでは?という期待もあったそうです。
現在は、森の中の一軒家に住んでいらっしゃいますが、
「住むことで自然の声とかインスピレーションが感じられ、それが自分の作品づくりに活かせるという感じがしているんです。」
街で暮らすより、自然の中に住んだ方が自分の肌で自然を感じ取ることができ、すぐに撮影に行く事ができ、フットワークが軽くなったそうです。
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どうして酪農業だったのでしょう?「日頃から牛乳が大好きで、ほとんど毎日飲んでいます。
生産の現場である酪農に興味があったということ、撮影してみたいし、体験してみたいという気持ちは昔からあったんですね。
実際に働いてみて牛の人間くささとか、ちょっと間抜けな性格が好きになりました。
また、酪農の仕事は結構職人的要素が強く、習熟していくほど結果としてかえってくるんです。
その酪農の魅力にはまってしまいました。」
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お父様が趣味で油絵をなさっていて、絵を描くために一眼レフで風景の写真を撮っていました。
小学生の時にそのカメラを借りて撮影するようになったのがそもそもの始まりです。
古い車や鉄道など乗り物の写真を撮るのが好きだったそうです。
写真の他には絵を描いたり、デザインもなさっていたそうですが、写真のもつスピード感に惹かれて、
写真に関心がうつっていったとおっしゃっていました。
独学でモノクロの現像、引き伸ばしができるようになってから、ますますのめり込んでいったのです。
「モノクロは色がない分、光と影をすごく意識しなければならない。そこがシンプルだけど奥が深いんです。そこが好きですね。」
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19.jpg普段使っているモノクロの紙、印画紙はバライタ紙を使っています。
黒の深みと冴え渡る白が再現できるそう。
プリントした時の再現の幅が、
深みのある黒、
階調の幅、
紙の質感の良さが
自分の世界にしっくりくると教えてくださいました。


「自分自身が現場にいて体験することで、現場の空気感が見る人に伝わるように心がけています。
不思議な感覚を楽しんでもらえたら・・・。」

(<Path-Art>の仲間たち展は12/16まで北海道立釧路芸術館 フリーアートルームで開催中)