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mysterious world [path-art]

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自然と何か不思議なもの、よくわからないものをモチーフに使って、自然が作り出す不思議な世界を何か表現できればと思っていると中村氏。
使っている画材は線画の時は0.5mm~0.1mmの細かいペン。色を塗る時も1mm幅くらいの筆がメインです。
とにかく細かい作業というのが画材からも伝わります。・・・色に関しては固形水彩がメイン。
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外国の道端でスケッチをしたのが始まりです。会社を辞めてやりたかったことを始めたのが今から25年前のこと。
その後ニューヨークの学校に通ったそうですが、絵に関してはほぼ独学とのこと。
5.jpg「外国の道端で描いていた作品を見た外国の方がアートショーがあるから出してみない?と言って下さり、出してみたところ全部売れてしまい、『こんなことは今までなかったわよ』と言われたことで、すごい勘違いが始まったんです。」

はじめに描いていたのは風景。当時は、目に見えるものをできるだけ自分のフィルターを通して絵にするという作業を心がけていたそうです。最近は、森の中に住んでいることもあり、自分が思っている常識的なものではない世界がよりリアルになるというか・・・今の常識は常識ではないかもしれないと思うことがあり、時々クジラが飛んでみたり、ウシが飛んでみたりする作品を描かれています。

「最初は面白いだろうなと思い描いていた事が、まんざら非現実ではなく、たまたま今地球ではクジラは海にいるけれど、ちょっと何かが変われば全てが変わっていってもおかしくないという事を最近の自然の環境の話しや、宇宙の研究が進み色々な話しを聞いていると感じてしまうんです。人間が飛んでいてもおかしくないという風にも考えることができるという事を最近考え始め、それが絵にも強く出るようになってきたのでは?と思うのです。」非現実の中に、もしかしたらリアルな事があるかもしれないと思うようになってきたという事です。

6.jpgモチーフとしてよく描かれているのがクジラやリンゴ。クジラは単なる憧れ。神秘的な部分、海の中にいてあの大きさで知能も優れていて、人間には何を話しているのかわからないけれど、コミュニケーションはしているだろうという話しを聞くと、人間には及ばないものをもっているような気がしてモチーフとして使いたくなるとおっしゃっていました。
リンゴはアダムとイブではないのですが、何かとても象徴的なものの様な気がして、モチーフに使っているそうです。

こだわりは、できるだけ自分の気持ちに正直に。「いま描いているものは何が書きたかったんですか?」と時々自問しながら制作しているとのこと。

「作品は、いまの僕自身の心の中にある欲みたいなものかもしれないと思っています。
表現できたら・・・と思うことは、まず、自然の中に自然に生まれているのか、宇宙的規模で何かに操作されているのかわからないのですが、ここに地球というものがある不思議さ。そして、命。マイナス20℃の後の福寿草の花が開いた時のあの黄色の鮮やかな色というのは、命の輝き・喜びみたいな風にどうしても思える。そのあたりを表現できたら良いのかなと思いました。さらに、現実・日常・常識というものの先に非常識・そんなこと起きないよねという側があり、もしかしたらそこにもっとリアルなものがあるかもしれないという事をあわせて見てもらいたいです。」
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(<Path-Art>の仲間たち展は11/25〜12/16まで北海道立釧路芸術館 フリーアートルームで開催)