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ochiishi plan 9〜each point of view [path-art]

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根室旧落石無線送信局(現 池田良二スタジオ)を舞台に2008年からスタートした「落石計画」
今年で9期目を迎えました。
アーティスト井出創太郎氏と高浜利也氏のユニットが中心となり、毎夏、対話空間(=銅板の茶室)を公開制作しながら、
展覧会やワークショップ、ギャラリートークなどを開催しています。
今回は現地にお邪魔することができインタビューをさせていただきましたので、その模様をお送りします。
毎回様々な展示を行っているのですが、今回は若い世代の展覧会が開催されました。
個展形式で無線局内に展示、新世代の表現を落石計画という境界の現場から発信しました。

・所彰宏氏(アクアチント、ドライポイント他)
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今回で落石計画に参加して3回目。今まで落石で関わった人たち、出来事などを写真におさめ、制作なさっています。
人そのもの、もしくは人の痕跡があるもの、人の想いに惹かれやすいと自己分析。
今回は、現地制作を始めて実施。得るものは多かったそうです。その場所の空気感や新鮮な気持ちで楽しむことができたと教えてくださいました。

・佐藤琢巳氏(和紙他)
s-1.jpg s-2.jpg s-3.jpg s-4.jpg s-5.jpg s-6.jpg s-7.jpg s-8.jpg無線局内の朽ちた感じそのままを作品にしたいということで、
和紙で床や壁、外にある昔の建物の基礎の跡を模って、それを展示。
もしくは無線局にそのまま貼り付けたりする展示方法。
蓄積された堆積された時間、記憶などを自分が描くのではなく、あるものを借りて紙に写し取る形で表現なさいました。
実は以前は木版画を専攻なさっていたそうですが、その時から和紙を使って制作されていたそうです。
作品と気付かれずにいたるところに和紙が貼ってありました。



・山口麻加氏(モノタイプ、コラグラフ他)
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版画というと、どうしても平面的なものというイメージ。
版画を立体的なものを平面におこしたようなものではないか、
立体と平面の間くらいにあるものと考えていらっしゃいます。
それをより感じてもらえる作品を制作なさっているそうです。
無線局の中は特殊な空間。部屋の中に明るい場所と暗い場所があり、日光が入ってきたりする。
この空間を生かして、版画の構造とイメージを作品で表現なさったそうです。



・大山実希氏(水性木版)
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普段からコンセプチュアルなことよりも自分ができることをやろうという気持ちで制作なさっています。
最近は植物を使って制作することが多いそう。
今回は、落石の植物をモチーフにして、水性木版画という手法で制作。
事前に取材にいらした時に落石の方に辺りを案内してもらい、現地の人にとっては雑草同然のものだったり、枯れ草も扱ってみたいと思ったそう。
自身が綺麗、良いと思う価値観と落石の自生する植物を対峙した時に、自分の価値観を知ることができると思ったのです。
(落石計画第9期は8/7〜11まで旧落石無線送信局で開催されました。)