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歌麿 会場1.jpg 歌麿 会場2.jpg 歌麿 会場3.JPG
18世紀末から19世紀初頭にかけて
江戸時代の町人文化が賑わっていた時代には、華やかな色彩と斬新な構図の錦絵が次々と生み出された浮世絵の黄金期。
特に歌麿はこの時代を代表する浮世絵師です。
女性を取り上げ、仕草や、顔の表情を繊細なタッチで描いた美人画は今日でも高い評価を得ています。
当時は美人画の規制も厳しく、逆に言うと、それだけ社会に認知され、影響力を持っていたということが言えるかもしれません。
美人画のモデルとなった遊女の名前を描くことは許されず、そのため作品にはある工夫がされているそうです。
例えば、着物の柄の中に名前を連想させる植物を描いたり、音が一緒の絵を描いてつなげるとその人の名前になっているとか・・・
時代を紐解くとそこに何かが隠されているというのがわかって面白いのです。
美人画の微妙な表情、そこに描かれている女性たちを一人一人見ていくと、まるで会話が聞こえてくる感じ・・と野田学芸員。
また、写楽が描いたのは役者絵。人気役者の顔立ちを誇張しながらも鋭くとらえた作品は、
当時は斬新で奇抜なものとして賛否両論にわかれたそうです。
この展覧会には肉筆画20点を含む130点ほどの作品が展示されています。
ちょっと浮世絵が苦手・・という方には、ぜひ着物の柄に注目してみてほしいとおっしゃっていました。
それぞれがすべて違っていて、まるでファッションカタログを見ている感じがするそうです。
そこから描かれている女性の表情などに注目していくと江戸の時代にタイムスリップしてしまうかも・・・
今回は会期中、毎週日曜日にロビー茶屋を開催。抹茶や煎茶に和菓子がついて300円で提供されるそうです。
じっくりと作品展を鑑賞し、お茶を飲みながらその時代に思いを馳せてみるのも素敵ですね。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 野田佳奈子氏からお借りしました。
(歌麿とその時代展は8/21まで北海道立帯広美術館で開催中)