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三沢厚彦氏のインタビュー第2弾。
三沢氏にとって作品づくりとは何なのでしょう?
「よくわからないないんです。特別なものでもないし、かといって日常的だけれど緊張感がないものでもない。
でも作品づくりは好きだと思う。それしかやっていないので僕の仕事だと思うんです。」
一番楽しいと思える時は作品が仕上がった時。大きな作品だと1年くらいかかるそうです。
いくつもの作品を並行して制作するそうですが、最後の締めはひとつのものに集中し、1〜2ヶ月やり続けるそうです。
「不思議なのは、作品から指示がでてくるんですよ。でも、それが出るまでが大変。
だんだんやってくると、《ここしぼって》《しっぽがこうでしょ》とかメッセージが聞こえてくる感じがするんです。
ある程度いくとそれに従っている感じです。」

使っている木は楠。単純に扱いやすい木だと思って始めたそう。
使っているとその歴史的背景が見えて来るそうですが、飛鳥仏は殆どこの楠が使われているそう。
丸太を直に掘る一木造りというのが飛鳥仏の主流だったそうで、三沢氏も同じように・・
寄木はするのですが、丸太にノミを入れて直接削るやり方だそうです。
展示されているフェニックスも一木造り。台に乗っているように見えるのですが、実はつながっているのです。
羽と尾とクチバシははり付けているのですが、それ以外はひとつの木から作り出しているのです。

モチーフとしての動物が好き。その存在がかっこ良いと思うと。小さいものから大きなものまでその存在は全て等価。個性的。
それぞれのアイデンティティー、立ち位置で暮らしているし、そういう意味では理にかなっている存在が面白いと。
それを感じると社会構造が見えてくる。そんな感じがするともおっしゃっていました。
動物=自然で、テクノロジーや社会構造と関係ないと思うのは早く答えを出しすぎている感じがするとも。
「存在そのものが不思議。」この言葉を何度も繰り返されていました。

さらに・・人間は動物に対して知っている気になっていますが、それは人間側の考えであって、本当のところはわかりません。
そこに人間が感情移入しているわけです。人間中心に考えてしまっているのです。
それがキャラクター化されたり、命名されたりして動物はこういうものだと決めつけられています。
でも、三沢氏は、《人が思っている動物のリアリティ》と《動物のもっているリアリズム》の間が好きなのです。
だから等身大でその動物とわかる形を作っていると思うとおっしゃっていました。
「本物の動物と寓話にでてくる動物との中間。リアリズムでもないしキャラクター化されたものでもない。
ちょうど中間にいるのかなと思う。」そう自らの立ち位置を説明して下さったのでした。
(三沢厚彦 アニマルズは10/12まで釧路市立美術館で開催中)(期間中、金・土は20時まで延長開館)