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彫刻家の三沢厚彦氏に直接インタビューさせていただく機会に恵まれ・・・
たくさんお話しを聞くことができましたので、今回は2回に分けてお送りします。
京都出身で小さい頃から奈良のお寺に行ったり、美術館にもよく連れて行ってもらったそう。
彫刻など美術に接する機会が多く、その後美術高校に進学し、美術系の大学へ。自然な流れでこの世界に進まれたのです。
すでに、子供心に彫刻をやりたいという気持ちがあったそうで、小学生の時の卒業文集には「彫刻家になりたい」と書かれていたとか。
「ロダンの彫刻なども見ていたので、しっかり彫刻とはなんぞやということを理解していたのでは?」とはご本人の弁。

三沢氏は具象的なものがお好き。大学の時の課題も人体とか動物をよく作られていたそうです。
卒業制作で馬の像2つと女の人の像1つを組み合わせた作品を作られたそう。動物はサイズも色々あり、バリエーションもある。
これを系統立ててやってみたら面白いのでは?と2000年にアニマルズというシリーズに着手なさったのです。
今回の作品展の中には平面作品、デッサン、ドローイングの作品もあります。
設計図的な、絵を描いてそれを見ながら彫刻を作るものもあり、絵は絵として独立したものもあるそうです。

なぜ木にこだわるのでしょう?自分にあっている感じがすると。「木の感触が好き。彫り込んで形にするのが好き。
色はつけるが、油絵の具との相性もすごく良い。
そういうことを含めて自身がやりたいものに対応してくれる感じがするんです。」とおっしゃっていました。
油絵の具は堅牢な素材。アクリルとは違い、色のコントロールもできるし、色の深みも違うと。
じわじわと時間をかけて色を仕上げられる感じがするとも。

動物たちの目が人間の目に見えた私。なぜなのか・・・お聞きしました。
動物の目は黒い所が大きかったりします。でも三沢氏の作られる作品には白目と黒目がある感じ。
黒い目が大きくあるより白目があって黒目がある方が見ている方向が出る気がすると教えて下さいました。
視線というか・・・その視線の先が気になるそうです。
「動物たちみんなが空間を見ている感じにしたい。空間全体を見ている感じ。
視線の交差しているところに色々なものがあったり、空間全部を見ている感じにしたいんです。」

これからは架空の動物、神話にでてくるようなものを作りたいそうです。中国の麒麟とか、龍みたいなもの。
構想だけは前からあるそうですがなかなかできないとか。今回展示中のフェニックスも5年位かかって作られたそうです。
「実際見たことがないのでどういう風に落とし込めるか・・・だと思うんですよね」
(三沢厚彦 アニマルズは10/12まで釧路市立美術館で開催中)(期間中、金・土は20時まで延長開館)