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fabric art [path-art]

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初めて、作品を拝見させていただいた時に・・・
なんとも言えない衝撃的な感動を覚えました。
ぜひお話しを伺いたいとお願いして、釧路市内の南澤美紀子氏のご自宅にお邪魔してお話しを伺いました。
写真からでは伝わらないかもしれませんが、細かい作業を根気よく続けなければ絶対にできないということはおわかりいただけると思います。
下の写真は作品の一部を撮影させていただいたのですが、ここに必要なものは、布と針と糸だけ。
それを運針という、家庭科で一番最初に習った方法で作り上げていくのです。
一体どうなっているのか?不思議で不思議でたまりません。
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赤という色は基本的な色・・と南澤氏は考えていらっしゃいます。
人間が一番最初に認識する色。そして、その赤い色が私たち人間の中にも流れています。
モスリンの赤に出会った時に、「綺麗」「この赤をもっと追求したい」と思われました。
素材の違った赤で生み出される布の表情が素敵です。
南澤氏はこうおっしゃいます。
「頭の中には構図もなにもなく、どんなものができるのを楽しみながらチクチクしているの。
 その時間が楽しい。限られた時間の中でも少しずつ形として残っていくでしょ、それが楽しいんです。
 自由に布たちを遊ばせてきて、最後にまとめる時にワッてなるの。そういう時はゆっくり考えるかな。」
布と向き合う時間は、自分と向き合う時間とおっしゃっていましたが、やはり布たちと会話しながら作り上げている秘密の時間のようです。
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強烈な赤の作品と対照的な落ち着いた色合いの布の作品も同時進行なさっています。
彼女にとっては同じこと。
まったく違った感じに見えるのですが、針と布と糸を使い、運針で作り上げるので結局同じことなのです。
ただ、落ち着いた色合いの作品は、使い古された布と糸を使い、彼らにとって最後の作品に仕上げたもの。
赤の作品は、使われていない布を使って、ここから湧き出るパワーを表現したもの。
短絡的に表現するのであれば、静と動という表現になるのでしょうか。
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「赤い色を使って作品を作っているうちに、良いな・・・これをもっとやってみたいと思ったの。」
これからしばらくは赤の作品を作られていくことでしょう。
実は現在、制作中の作品を少しだけ見せていただきました。
こちらも布と針と糸だけを使われています。今までの作品とは違った表情です。
「作品作りは、やっぱり楽しいし、自分と向き合える。現在の立ち位置がわかるっていう感じかな?
自分が今何を思っているのか?そういうことを見ることのできる瞬間ね。」

アートとは・・・話しかけたくなるもの。
人それぞれ、作る側、見る側で違うと思うけれど、ご自身にとっては話しかけたくなるものがアートだと思うと。
例えそれが、お祭りの屋台で見つけたものであっても・・・。



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